生まれ育った土地に感謝し、愛すること
生まれ育った土地に感謝して愛することがないと、今後伸び栄えていくことは難しい
あなたは、ご自分の生まれ育った土地が好きですか?
たまに、自分の生まれ育ったところがキライだとか、大したことないとか、今後一切戻る気はないとか言う人もいます。
私は京都の田舎で生まれ育ちました。昔は好きでも嫌いでもありませんでしたが、今ではとても感謝しています。
幼少期や育ってきた環境で、ふるさとに苦手意識を持つ人は少なくないかもしれません。
しかし、どんなところであっても自分の生まれ育った土地への感謝なしには、今後発展することは難しいと思います。
なぜなら、私たちは人として人だけにお世話になっているのではなく、土地の神様や自然界にもとてもお世話になっています。赤ちゃんのあなたをウェルカム!と迎え入れてくれた土地であり、育んでくれた土地であるからです。
あなたという人を育ててくれた(この世での)原点の空間であるからです。
もし、そこに対して否定したり、あるいは感謝もなく土地柄や天候などにああだこうだと文句をつけたり・・などがあれば、それは自分の原点を汚すことですから、どう考えても伸び栄えていかないと思うのです。
今は調子よくいっているようでも、どこかでねじれが生じたり、歯止めがかかったりするでしょう。
氏神さまにお参りする
あなたを生んで育ててくれた人、その生んで育ててくれた人を生んで育ててくれた人・・・と、ずっとさかのぼれば、誰でも自分ひとりで生きているわけではなく、先祖代々の方々にお世話になっているわけです。
それをずーーっと太古の昔までさかのぼると、神にまでたどりつくのではないでしょうか?
天皇家の先祖をさかのぼると天照大御神にたどり着くようですが、それは私たちも同じことです。
みな繋がっています。
天皇家だけ特別で、わたしたちと分断されているわけではない。わたしたちの先祖も神々だということです。
ということは私たちは皆、神の血が流れている、つまりみな神だということです。
神と人間は分断などされていません。
(話は少し逸れましたが・・)
私たちはその土地でとれる作物や植物、生きている動物や生物、人、目にはみえないもの、空気や大地や自然のすべて、そういったあらゆるものにお世話になり、いまこうして生きていけます。
ですので、その土地に恵みをくださり、守ってくださっている氏神さまに参拝しお礼を申し上げることは礼儀ですし、欠かせないことです。
もしも、あなたのお住まいやふるさとの氏神さまがわからないということであれば、神社庁に聞けばわかるかと思います。
時空間をこえて、永遠無限の弥栄をいのり続けること
今のこの人生だけでなく、先祖代々に思いをはせ、子々孫々にまで弥栄を祈りとどけることが大事だと思います。
時間としては、先祖代々〜子々孫々と私たちは連綿とつながっており、空間としては、あなたの生まれ育った土地を原点として宇宙の果ての果ての果て(果てはないですが)まで限りなくつながっているわけです。
この今の人生だけが万事OK!でいいわけではありません。
自分が死んだあとはどうでもいいや・・ではありません。
先祖代々に感謝して、傷が癒されるようにいのり、子々孫々にいたっては永久無限にどこまでも伸び栄えるようにと祈りとどけることが、この世を生きる、生かされている私たちのつとめかと思います。
先祖代々は私たちの前世です。
子々孫々は私たちの来世。(生まれ変われるとしたら)
だからこそ、すべて自分であるから、すべてを祈らないと自分が栄えていかない。偏りなく、全部を祈りたおすくらいの・・。
「天皇家はいのりでありたい」と、美智子さまがおっしゃっていました。そのように、私たちもありたいものです。
※明日から用事のため、数日間ブログを休ませていただきます。